こんにちは。
ここ数年、「医療DX」という言葉を耳にする機会が増えましたよね。
診療報酬改定のたびに登場するこのワード。「DXって何?」と戸惑う医療関係者も多いのではないでしょうか?
私自身もそうでした笑。
そんな中で出会ったのが「DX推進パスポート」。
これはITリテラシーやAI活用の基礎知識を持っていることを証明する新しい資格制度で、私はこのたび「DX推進パスポート2」を取得しました。
この記事では、医療機関で働く一事務職員として、どのようにDX推進パスポート2を取得したのか、
また、勉強を通じて得た気づきや変化をまとめています。
目次
DX推進パスポートとは?等級と対象資格
DX推進パスポートは、デジタル知識の習得度合いに応じて1〜3までの等級があり、以下のように定められています:
- DX推進パスポート1: ITパスポート、G検定、DS検定のいずれか1つ合格
- DX推進パスポート2: 上記のうち2つに合格
- DX推進パスポート3: すべての検定に合格
私はまずITパスポートに挑戦し、その後G検定にも合格。
この2つの取得で、無事「DX推進パスポート2」の申請条件を満たしました。
なぜ医療事務がDXに挑戦したのか
医療業界においても、オンライン資格確認・電子カルテの標準化・AI活用など、DXの波は確実に押し寄せています。
しかし現場にいると「SEが言ってることがわからない…」ということも多く、
「これではいけない!」と一念発起し、まずは基本のITパスポートから学び始めました。
専門的なIT教育を受けたこともなく、office系ソフト以外のシステム系知識はほぼゼロでした。
ITパスポートで得た知識と変化
ITパスポートの勉強を通じて、「システム開発」「セキュリティ」「ネットワーク」など、SEやベンダーが使う用語の意味がわかるようになり、
院内のシステムトラブル発生時の業者とのやりとりもスムーズになったと感じています。
特にありがたかったのは、「自分が何を知らないのか」を知れたこと。
ITパスポートはまさに医療機関の事務職にも役立つ国家資格だと思います。

これがDX推進パスポート1の画像。ITパスポート取得による申請のため、ITの箇所に★マークが付き、色も濃くなっています。
G検定の受験と苦戦したポイント
次に挑戦したのが、G検定(ジェネラリスト検定)です。
これはJDLA(日本ディープラーニング協会)が実施している、AIの基礎知識や応用力を問う民間資格です。
AIの知識はまったくの初心者だった私にとって、G検定は難関でした…。
特に、統計や数学的な用語に関しては「???」の連続。
試験対策としては、YouTube・市販のテキストを繰り返すことで、ようやく合格ラインに到達できました。
G検定の勉強方法や合格体験記は、別記事にまとめる予定です。
G検定で使用した教材はコチラ
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※過去問が少なすぎるので過去問教材の選択肢がほとんどありません。
DX推進パスポート2を取得して感じたこと
無事、ITパスポートとG検定の2つに合格し、DX推進パスポート2を申請→取得しました。

G検定合格したので、AIの箇所に★が付き、色も濃くなりました。
まだ「資格を取っただけ」の段階ではありますが、院内でのDX推進に対する関わり方や視点が大きく変わったと感じています。
特に、「AIは医療の補助になり得る」という視点を持てたことは、これからの働き方にも活かせそうです。
次はDS検定に挑戦し、DX推進パスポート3の取得を目指していきたいと思います。
(DX推進パスポート2取得してDS検定の勉強を開始しましたが、高校数学に苦戦したため一時挫折中です…笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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