医療事務職のITパスポート挑戦記|取得するまでの道のり

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私は離島の医療機関に勤務する事務職員です。普段は電子カルテの導入や、院内システムの管理など、ITに関連する業務にも携わっています。SE(システムエンジニア)は法人全体で1名しかおらず、現場のシステム運用は私たち事務職員が主体となって進めています。

これまで独学でなんとなく理解していたITの知識を、もっと体系的に身につけたい――そう思っていたとき、国家資格である「ITパスポート」の存在を知りました。今回は、医療事務職の私がITパスポートを取得するまでの体験談をご紹介します。

ITパスポートを受験しようと思ったきっかけ

忙しい日々のなか、久々の休日に本屋をふらっと訪れたことがきっかけです。資格コーナーで「ITパスポート」の書籍を見つけ、離島でも受験可能なこと、そして国家資格であることを知って、思わず購入しました。

購入したテキストと勉強方法

使用した教材は以下の書籍です。

📘いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集 (絶対合格の教科書シリーズ)

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この1冊をじっくり読み込んだ後は、「ITパスポート過去問道場」という無料のWebサービスを使ってひたすら演習を繰り返しました。ITパスポートは、以下の3分野から出題されます。

※過去問道場  https://www.itpassportsiken.com/ipkakomon.php

  • ストラテジ系(経営):約35問
  • マネジメント系(IT管理):約20問
  • テクノロジ系(IT技術):約45問

全100問を120分で解き、総合600点以上+各分野300点以上で合格となります。

「ITなのに経営も出るの?」と驚きながらも、医療法人の運営にも通じる内容だったため、楽しみながら学習できました。

ITパスポートの勉強法と合格のコツ

医療業界で働く人にとっても、「ITパスポートの勉強法」はとてもシンプルです。書籍を読んで基礎を固めたら、過去問道場でアウトプット中心の学習に切り替えるのがおすすめ。私は昼休みや業務の合間を活用して勉強しました。

ITパスポートを取得して感じたこと

試験結果は670点で合格。すぐに業務に直結するわけではありませんが、IT用語や概念の理解が深まったことで、会議や業務の中でも自信を持って話ができるようになりました。

また、ITパスポート取得をきっかけに「G検定」にもチャレンジ。2つの資格を取得したことで「DX推進パスポート2」も申請・取得できました。

ITパスポートは医療事務や学生にもおすすめ

「ITパスポート 意味ない」といった意見も見かけますが、医療業界で働く人こそ取得しておく価値がある資格だと私は思います。特にこれからは「医療DX」という言葉が示すように、デジタル化への理解が求められる時代です。

就職・転職を目指す方、業務改善を図りたい事務職、将来を考える学生の皆さんに、ぜひ前向きに検討してほしい資格です。

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